学んだこと
本日は株について学んだことや株に関する自己流の理論をつらつらと書いてみる。
と言っても間違ってる可能性が普通にあるのでそのときはコメントで教えてください。
PER・PBRについて
英語で覚えると意味が理解しやすい。
PER=Price Erning Ratio (株価と利益の比率)
PBR=Price Bookvalue Ratio (株価と純資産の比率)
基本的には低PER、低PBRの方が株価が割安で、上がりやすく下がりにくい。
一般に、PERなら10以下、PBRなら1以下は割安と言われるが、これは成長産業か成熟産業かで大きく異なるので、業界平均と比較するのが重要。
また、低過ぎる銘柄は問題があることが多く、PERなら4以下、PBRなら0.4以下は逆に危険。
ちなみにPERはEPS(一株当たりの利益)に連動するので、当年のEPSが低い場合は高めに出る傾向がある。私は主にSBI証券で株式投資を行っているが、EPSが最新でない場合、PER・PBRが実際より高めに出ている可能性もあるので、気になる銘柄については最新のEPSも確認するようにしている。
配当について
配当性向が高いのは株主にとっては基本的に悪いことではないのだが、高過ぎると事業の継続性や配当の継続性に不安があるため、株価が上がりにくくなるので、特に長期でのキャピタルゲインも考えるのであれば、日本株の場合は50%以下が適正と言える。ただし、有名な高配当株であるJTは70%だったり、BPカストロールなどは配当性向100%だったりするが、これらはキャッシュをふんだんに持っている企業であり、配当性向が高過ぎるからといって一概に事業や配当の継続性が低いとは言えない。
JTで学んだこと
実は上述のJTは今年の2月頃に減配を発表したのだが、その際に株価は1日で2150円→1950円位に低下。減配によるショックでこのような結果になったが、その後は順調に上昇し、現在は2170円となっている。私は当時焦って1950円で売った口であるが、そこからの学びは深い。
当時、減配ショックと今後さらに減配される可能性があったため、それによる暴落を恐れて売ってしまったのだが、世の投資家はそんなに単純ではなかった。実際には配当性向を下げて浮いた利益を会社のために使用し、工場閉鎖やリストラもセットで実施することで経費を下げていることから、事業の継続性としては改善されたとみて良かったのだ。また、減配しても配当利回りは6%を超えており、相変わらずキャッシュリッチで安定した高配当企業であることは変わりはなかった。5月の第一四半期決算においても良好な数字であったことも買い材料となり、世の投資家はJTがお買い得な銘柄であることを冷静に判断して買ったのだと思う。配当に着目し過ぎた結果、損をしてしまったので、今後はその背景の部分までしっかり見るようにしたいと思った次第だ。
権利確定日前の売りについて
これはもっと検証してみたいと思っている理論。銘柄によっては権利確定日の1ヶ月前から株価が上がる。特に年一回配当の高配当銘柄で顕著だ。直近で言えば配当利回り5%の浅沼組などは4500円から5000円位まで一気に上がった。そして権利確定前の数日間で2~3%ほど下がり、権利落ち後にさらに10%下がった。つまり、この場合一番得をするのは、権利確定日の1ヶ月前に買い、権利確定の1週間前に売るという戦略だ。結果論にはなるがこれで10%の利回りになる。これを主たる配当月の3,6,9,12月に配当がある、年一回配当の高配当銘柄でやれば、年4回、10%の利回りを得られることになる。当然その時々の地合いもあるのだが、銘柄によってこの傾向が顕著であれば試してみる価値はあると思うので、淺沼組以外にも顕著な銘柄がないか探してみようと思っている。
まとめ
とりあえず思い出した学びをつらつらと書いてみた。個別銘柄投資をやり始めてからは学びが深い。今後も学ぶ姿勢を継続的に持ち、自分なりの理論を考えて検証し、自分のやり方を確立していきたい。現時点ではコロナショック後の強い地合いもあり利益を得られているが、いつか訪れるであろう暴落についてはうまくかわし、割安株を購入できるその時に備えて勉強しておきたい。
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