家族の話(所要時間40分)

ちょっと変わった環境

 今日は私の実家の話。プロフィールにも書いているが、私は家族を反面教師にして育った。つまり、あまり自慢できる家族ではない。厄介なことに、自慢は出来ないけど大切なのが家族。それだけにほっとけなくて、困らされることもしばしば。

両親

 父は建築士で昔はかなり稼いでいたらしく、母曰く、バブルの時は1000万プレイヤーだったらしい。しかし50歳手前位でリストラに遭い、再就職先でも数年でリストラに遭い、それから70歳を超えた今まで警備員の仕事をしている。母は美容師で、地元密着型で金銭的には殆ど利益のない美容室を今も営んでいる。私たち兄弟がこどもの頃、両親二人とも稼ぐ力はそれなりにあったものの、後述する5人兄弟の教育費もあり、決して裕福な家庭ではなかったと思う。

 5人兄弟を成人するまで育てるというのは、娘一人に手を焼いている私と妻からすると、想像を絶する苦労があったのではないかと思うが、やはり5人全員をしっかり教育することは出来ていないのが実際のところで、全員が全員、非常にマイペースな兄弟に育ってしまった。親からすると放任主義という教育方針なのかもしれないが、私からすると仕事と家事に追われて教育してるように思わなかったし、自分自身、教育されたことといえば「食事のときには両手を机の上にだす。」これしか思い出せない。

兄弟

 兄が3人と姉が1人。つまり私は末っ子。よく末っ子は我儘とか、甘やかされて育ったんでしょうとか言われるけど、「いやいやふざけるのもいい加減にしてくれ」と言いたい位、末っ子の私が一番苦労したし努力してきた自負がある。というのも、まず長男は新卒で就職した会社を4年ほどで辞め、それ以降は少しのフリーター期間を経て、ニート歴10年超。次男と三男は新卒後にニートになり、その後はフリーターを経て今はなんとか定職に就いた。美容師の姉は二年前に結婚したのだが、美容専門学校を卒業後に母が営む美容室で働き出し、コーヒーを飲みながらゆるーく働いている。ちなみに実家は利益がほとんどないので、姉の給料を支払うと赤字のような状況である。そして恐るべきは兄弟4人の実家率の高さで、数年前までは次男を除く3人ともが実家で暮らしている。それ自体は固定費削減の意味で良いのだが、ひどいのは誰一人家に食費すら入れていないことだ。その影響が大きく、実家の家計は現在進行形で火の車であり、私と妻(付き合ってもらっている)からの資金援助がなければとうの昔に家を売り払っていたと思われる。次男については新卒からフリーターを数年後、父の紹介で建築会社に勤務し、私を除いて金銭的な最もマシと言える。しかし、家はとんでもないゴミ屋敷であり、当時引越しの手伝いに行った私は大きなショックを受けた記憶がある。

続きはまた次回

 かなり省略して書いたがそれでもやはり家族の話は時間がかかる。
基本的に内容が暗いので誤解しないで欲しいのだが、幸いわが家は全員が楽天的なので病んでいるような人は一人もおらず、ある意味みんなたくましい。(神経が図太いとも言うが・・・)

書いててとても疲れるテーマなので続きはまた次回。末っ子の苦労話、興味があったら付き合ってください。それではまたー。

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